社長が現場で日々思うこと

令和元年 12月

今回は令和元年、今年の新築工事の総まとめとして、1年を振り返ってみたいと思います。
私達が施工業者として勉強する中で、今年は世界的にも変化していくスピードがさらに加速しているような気がします。そこに当然日本も引っ張られる状態にあります。
三幸住宅としては、工務店として可能な限り多くのお客さまに、高い性能の家を少しでも安い価格で提供できるように努力を続けてきました。

私はいつも性能の高い家以外は、住まいとして適さないと思っています。
私の家造り、もしくは三幸住宅の家造りは、造り手が住みたい家以外は(性能という意味では)造らない、というか造れません。
家造りに限らず、物づくりを仕事としている人なら、皆さんそうでなければならないと思います。
自信の持てない物は、お客さまに売ってはいけないのです。

なぜ、そこまで言うのか?
これを読んでいただいている方々には分かっていただけると思いますが、日本でも100年に一度と言われるような自然災害が毎年来てしまうような時代……。
私達三幸住宅の本拠地、ここ川越も昨年は台風24号にやられ、今年は19号による大水害と、大変な被害を受けました。
幸い私の家は少ない被害ですみましたが、私達のお客さまの中には、これらの災害で大きく被災してしまった方もいらっしゃいます。
私達住宅業者も不眠不休で対応しますので、その大変さ、悲惨さは身にしみて感じます。(これでは私達対応する側が倒れてしまうと思うほど……。)

私達人間がどれだけ進歩して策を講じても、自然はその想像を上回る力で世界中にダメージを与え、命を奪います。
いま世界では、自然を相手に起こった災害に対して、知恵と技術で対応するのではなく、地球を少しでも昔の環境に戻すための知恵と技術で対応を迫られています。

そのひとつとして今年世界中で話題を集めた、スウェーデンのグレタさんが訴えている温室効果ガス(主に二酸化炭素)の排出量をできるだけ抑えて、世界の平均気温を産業革命前と比べて+2℃未満にしなければならないということです。
手遅れになる前に(まだ手遅れではないことを願います……)なんとか世界中、できれば同時に手を打たないと、もう人間では自然に太刀打ちできなくなるかもしれません。
そんな中、日本も世界と温室効果ガスの削減目標を約束しているにも関わらず、結局全然対応し切れていないという現状……。
世界に比べて日本はこの手の報道やニュースは極端に少なく、私達国民の意識の低さはひどいものです。
しかし、これだけ日本で毎年大災害が続けば、さすがに他人事(対岸の火事)ではないはずです。

私はこの建設業界で世界の気候変動を一番に考えて、お客さまに提案しているわけではありません。
お客さまも、同様に地球環境を一番に考えて家を建てる方はなかなかいないと思います。

一番に考えなければならないのは、
私達施工側は、いま目の前にいらっしゃるご家族を予算内でどう守れるのか?
お客さまは、自分が守らなければならない大切な家族を、具体的にどう守るのか?
ということです。

これからの家はどんなこと(災害)が起こっても対応できるような家を造り、日々快適、健康に過ごしていき、それを尚かつできるだけ少ないエネルギー(省エネ・創エネ)で持続させるかということが一番の目標です。
こういう家が増えることによって、結果として温室効果ガスを減らせるような世界に近づき、地球環境にも貢献できるといった循環を作ることが、私達住宅業界の使命だと思います。

この様なことを考えながら日々仕事をさせていただいている、私達三幸住宅が今年一年お客さまにどんな家を提供してきたかというと……

UA値 = 0.36 W/m2K
Q値 = 1.28 W/m2K
C値 = 0.4 cm2/m2 (中間気密測定時と竣工気密測定時、2回の平均)
※すべて平均

ということになりました。

各数値をもっともっとグレードアップさせなければいけないと思う反面、性能を上げればコストも当然上がってしまいます。
この部分を日々の努力で少しでも多くのお客さまに、手の届く価格で提供するのが私達の使命だと思って、来年もまた勉強しながら測定なども繰り返して、がんばらなければならないと思っています。

今年一年お世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役 新井 克典

令和元年 11月

今回は、今月(11月)上棟した、錣(しころ)屋根の家についてお話ししたいと思います。

この家は三幸住宅の協力会社(パートナー)である電気屋さんの番頭さんの家です。この家の新築の話はもう何年も前からあったのですが、色々なことがありながら、いよいよ今月11月に上棟することができました。
この家は私達三幸住宅が得意とする『高性能+和風住宅』です。カテゴリーでは埼玉No.1という自負があります。

まずは性能の紹介からです。
UA値 0.33 W/m2・K Q値 1.18 W/m2・K 目標C値 0.5以下
といった基本性能に第一種熱交換器を採用といった内容になっており、そこに加湿理論を加えながら省エネで快適空間を実現します。
住宅=性能ということはいままで私も色々な場面で散々お話ししているので、ここではお話ししません……。

家の性能をまずキチンと確保したら次はお客さまがどんな家に住みたいか?ということを話し合います。
その中には、
・デザイン
・自分達の生活スタイル
・生活動線
などなど。

このお客さまは、和風住宅が絶対条件でした。
しかし、三幸住宅の協力会社でもあり、いつも多くの和風住宅の裏側(施工中)まで見ている方なので、かなり目が肥えていて、一般的な提案では通用しません……。

まずは和風住宅のデザインの中で、その佇(たたず)まいを大きく左右するのが屋根の形状です。
三幸住宅としても和風の屋根デザインは色々やってきて、「切妻」「寄せ棟」「入母屋」といった基本の屋根に「起り屋根」「腰葺き屋根」ともうこれ以上やっていない屋根形状はないというくらいです。
お客さまもいままでやっていないような屋根にして欲しいとのことでしたので、「家の大きさ」「間取り」その他を統合的に考えた結果……

『数寄屋風・錣屋根の家』にすることが決まりました。

※錣とは……
※1 錣とは、兜 (かぶと) の鉢の左右・後方につけて垂らし、首から襟の防御とするもの。多くは札 (さね) または鉄板を三段ないし五段下りとしておどしつける。

※2 錣葺きとは、兜の錣の様に屋根の流れ面が途中で屋根勾配が一段下がり全体として2段となっている屋根の葺き方をいう。切妻に4方向に葺き下ろしの屋根を廻したものや、寄棟の4方向に廻したものもある。

和風の屋根は一般住宅に対してより微妙なバランスが重要です。勾配を鈍くした数寄屋的な屋根は、どちらかというとバランスを取るのがさらに難しくなります。
ですが、設計さえうまくできれば、『シンプルにスッキリとしたシルエットを出しながら、落ち着きのある高級感が出せる』というのが、この手の屋根です。


室内の仕上げはというと、「和室 手造り格天井」「茶室にじり口」「坪庭」「室内飾り屋根3箇所」「厠(トイレ)畳敷き」などなど、デザインにもかなり拘った仕上がりになっています。

まずは性能の体感会として、令和2年1月18日(土)、19日(日)に構造見学会
そして4月下旬に完成見学会を予定しています。

一般的にはなかなか見ることが出来ない造りなので、ご興味があれば是非!!

令和元年 10月

今回はこれからの時期(冬)に必須となる、加湿についてお話ししたいと思います。
冬が苦手という方はなにが嫌なのか?大半の方は、

寒い
乾燥
インフルエンザ(風邪)

これらが主な理由だと思います。
①の「寒い」については、高断熱・高気密住宅にすれば解決!!話は終わりです。あとは、②と③をどうするか。

この解決に向かう手段が加湿です。そして湿度は人の体感温度(暖かさ)にも影響をあたえます。
高断熱・高気密住宅の暖房器具はほぼエアコンになりますので、どの施工業者を選んでも過乾燥になります(※1)し、家の打ち合わせ・プランニング段階でも業者側から冬は「過乾燥になります。」という説明があるはずです。
この業者側の説明が問題で、多くの施工業者は「過乾燥になります」=「仕方がないです」のような説明をしますが、施工業者側でそれに気付いているなら対応するのが施工側(業者側)の本来の立ち位置です。
しかし物理的に加湿の理論を理解していないと、室内を安定的に加湿するというのは非常に難しい……。
(※1 「なぜ過乾燥になるのか」は家楽くらぶで解説中です。)

そしてもうひとつ。加湿器ってかなりめんどくさい……。では、なにが?

本体の掃除
毎日の給水

ひとつひとつの手間はそこまで大変ではないのですが、それが毎日、もしくは定期的となるとかなりストレスです。

ここは改善したい!!
1シーズンメンテナンスフリー(給水=自動)(本体メンテナンス=シーズン終了時1回)なんてことができたらすばらしい……。
これ、理論的にはできます。(只今、三幸住宅が現場で施工実験中)

■ここで一般的な加湿の失敗例
たとえば、冬に室内の加湿をしたくて、家電量販店やホームセンターなどへ加湿器を買いに行くとしましょう。では、買うときになにを基準に選びますか?
電気代?デザイン?加湿方法?メンテナンスの楽さ?
こんな感じだと思います。なにを基準に選んでも間違いではないのですが、加湿器を買う目的はもちろん室内の加湿です。しかし室内を安定して加湿できるかどうか。

使ってみなければ解らないというのが現実のはずです。そのため、加湿器を買って室内の邪魔にならない床に置くか、コンセントの近くの床に置いて稼働させます。
しかし、思ったより湿度計が上がらない→そこで加湿器の出力を強くする→すると、いつも床が少し濡れてしまう……。こんなことが起きていませんか?
それは当然です。基本的に加湿器から出ている白い煙のようなものは水の粒です。これが問題……。
この、噴き出した水の粒がそのままの状態で室内の床や家具に付着するので、付着した部分が濡れたり湿ったりしてしまいます。

この様なことにならないためには、加湿器からの水の粒を素早くガス化(空気中に取り込む)しなければなりません。
それには、ガス化する条件を整える必要があります。それは、

加湿器を設置する場所の湿度
加湿器を設置する場所の風速
加湿器から出る水の粒が床などに到達するまでの高低差(設置場所の高さ)

この3つが大切です。
いま住んでいる家においてこのセット位置を決めて設置するというのは非常に難しく、もちろんコンセントは必要ですし、高いところへ棚を造ってしまえば、毎日の給水や本体の掃除がより大変になります。
それにそもそも室内の加湿をコントロールするには、家の基本性能が大切になってくる(とくにC値<気密力>が重要)ので、既存住宅ではかなり難しいと思いますが、このことが分かっていれば次に新築・リフォームを考えるときに役立ちます。

もちろん私達三幸住宅が手掛けている物件に関しては、高性能ですので当然のように加湿計画は立てています。

この具体的な理論はで……。
この具体的な施工はで……。

できるだけ分かり易く説明しています。ご興味がありましたらぜひご参加ください。wink

令和元年 9月

今月は三幸住宅で只今着工中の物件での構造見学会についてお話しをいたします。
今回の構造見学会は「家づくり学校・バスツアー」も同時に見学会スケジュールに入っており来場者が多数になる予想だったので、祝日も利用して9月21日(土)・22日(日)・23日(月)の3日間で現場公開させていただきました。
内容とすると、今回は構造見学会なので、現場は屋外も室内もすべて下地で殺風景……。(※外壁は透湿防水シート張り・室内は断熱施工と気密施工まで終了)
それでも、この空間でお客さま1組あたり平均滞在時間90分以上と、本気で家づくりに取り組もうとするお客さまばかり……。
なおかつ、私達三幸住宅に興味を持っていただいているお客さまは100%高性能住宅希望なので、皆さま勉強熱心な方ばかりで、いろいろな質問が飛び交い、それを私達がリスクも含めて理論的に答えていくという場になり、とてもよい時間でした。

お客さまの本気のエネルギーにこちらも本気で向き合うので、私達もものすごくエネルギーを使います。
1日が終わると立っているのもつらいくらい疲れます……。
でもそれ以上に来場していただいた人達の悩み、ストレスをすべて取り除いてあげたいという私の気持ちが皆さまに伝わってくれたらしく「来てよかった。とても勉強になった。」と言って帰っていただきました。

いつもの見学会とは違う意味では「家づくり学校・バスツアー」の企画が入ったということでしたので、その紹介を少ししたいと思います。
そもそも「家づくり学校」とは、お客さまが家を造ろうとしたとき、ハウスメーカーでは物足りない……もっと自分達らしい家を、コストを抑えながら造れる会社はないか?といった、もうすでにいろいろな会社を見に行っていたり勉強している人達や、家づくりってまず何からやればいいの?といった、まだ何も始めていない知識0といったいろいろな人達が訪れる場所です。

AM10:00「家づくり学校」スタート
私が、私達三幸住宅の家づくりの考え方と、今日見学する現場の説明(40分程度)
AM10:50頃バスに乗り込み、1軒目の富士見市現場へ出発
(※ちなみにこの現場はUA値0.28、Q値1.01、C値0.28でロフトを含めて40坪の2階建てで、2階で6帖用のエアコン1台で運転中……)
AM11:30頃現場に到着し構造見学
家全体の説明となんでも質問タイム
PM12:15頃現場でお昼ご飯を食べながら「家族を幸せにする会」名誉顧問、LIXIL LTH ZEH推進担当部長である枡屋さんの講義(今現在、そしてこれからの国としての住宅業界の動きと方向性、そして世界のCO2削減への取り組みとスピード)とC値(気密)測定の実演
PM1:00頃に次の見学現場へバス移動して、2軒目は三幸住宅工事部長の家へ
PM1:45頃に到着、この現場では日本家屋の手仕事技術を中心に見学
PM2:30頃に現場を出発し、「家づくり学校」へ戻ってスケジュール終了

【まとめ】
構造見学会や完成見学会の「本当の目的」と「あるべき姿」とは何だろう……?
お客さまの目的は色々な家の情報収集と目視での疑問解決でいいと思う……
でも業者の目的は「見込み客の取り込み」?「受注目的」?

私は、そうではないと思います。
1番はいまから家に数千万円というお金を掛けようとしているお客さまの不安を1つ1つ取り除いてあげること……。
私達の最大の仕事は、後悔しない家づくりを分かり易く、具体的に教えてあげること。その説明に共感していただいたお客さまだけが、発注してくれます。
これは業者側が営業色を強く出そうが、まったく営業らしいことを口に出さなかろうが、お客さまがその人、その会社を認めてくれれば、お客さまの方から来てくれます。
であれば、営業色をまったく出さない見学会の方が、興味を持って見学しに来てくださるお客さまに対して、気持ちよく見て、聞いて、参考になる場になると思います。
私は、いつもこういう気持ちで色々なイベントをおこなっています。では、今月はこの辺で……。

令和元年 8月

今月は、川越商工会が主催する「まちゼミ」についてお話をいたします。

「まちゼミ」とは川越市内のお店の人が講師となって、専門店ならではの専門知識や情報、コツを無料で受講者(お客様)にお伝えする少人数制のゼミです。
お店の存在・特徴を知っていただくと共に、お店(店主やスタッフ)とお客様のコミュミケーションの場から、信頼関係を築くことを目的とする事業です。


今回の夏の「まちゼミ」は、8月1日(木)・8月19日(月)の2回で開催しました。
私達の立ち位置とすると、<家づくり学校>が主のゼミで、三幸住宅が<家づくり学校>からのコラボレーションの依頼を受けてサポートをしに行きました。

どんなことをしたかというと……題して!!
「子どもは大工さん!大人は素材博士になろう!!」
という親子企画でした。

夏休みの親子で参加できるゼミということもあり、大変多くのご予約・ご参加をいただきました。
1回のゼミの定員が6組で、2日間開催なので合計12組の予定だったのですが、定員を大きく上回るお問い合わせが殺到してしまったこともあり、定員を増員しまして対応させていただきました。

細かい内容を具体的に言うと……。
まず、皆さま親子で会場へお越しいただきました。
<家づくり学校 川越校>
大人(親)は室内で、家の素材のいろいろな種類についてを勉強していただきました。とはいっても、1講座60分ととても短いので、今回は床材(とくに無垢材)についての講座をおこないました。

その間にお子さま達は屋外会場(テント内)で、丸太切り・カンナ削り・輪投げなどをやり、夏ということもあったので、暑さ避難ということも兼ねて、もうひとつの屋内で、木の積み木・木のサイコロづくりなどをやっていただきました。

暑い中、お子さま達も楽しくやっている様子が見られて、大人(親)の皆さまも「話が面白かった……。」「もっと早く知っていれば……。」などと言っていただき、少しは私達もお役に立てたのかな、と思いました。

この「まちゼミ」というものは、地元の小江戸川越でご商売をされている皆さまが、日頃の感謝の気持ちと、これからのご商売の繁栄に繋がるようにと、ボランティアで行う講座です。
私もこの考え方に共感しますし、ここ川越がもっともっと未来に向けていろいろな意味で豊かになれば、素敵なことだと思っています。
こんな企画の中に私達三幸住宅も少し関われたということは、とてもよかったと思います。

最後に「まちゼミ」の基本コンセプトを紹介して、今回は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

まちゼミは・・・ 「お客様」「お店」「まち」の 〝三方よし〟 活性化事業です。
お客様にとって
●無料で知識が得られる・普段悩んでいたことを解決できる
●得た知識で普段の買い物力の向上
●新しいお店の開拓、信頼できるお店が見つかる、新しい仲間との出会い
お店にとって
●お店を知ってもらうチャンス、結果新しいお客様につながる
●お店の専門性や特色をアピール、その分野についての専門性が向上する
●商品について知ってもらうことで、お客様にその分野に関心を持ってもらえる
●ライフスタイルの提案
●お客様の声を直接聞くことができる普段から相談に行ける間柄になれる(信頼関係づくり)
まちにとって
●このエリアにあるたくさんのお店が紹介でき、買い回りにつながる
●お店とお店の繋がりが強くなる
●市街地エリア全体のイメージアップにつながる
●安心・信頼できる街をPR、行きたくなる街になる

令和元年 7月

今月は、現場での雨漏り補修事例について書かせていただきます。

現在工事を行っている現場は、知り合いからの紹介で、「雨漏りがあるからみてほしい」との依頼でした。元々施工した会社がなかなか来てくれなくて困っているとのこと。

■ベランダ
ベランダに無垢の木を使った手摺となっています。以前、ベランダから雨漏りがして室内にシミが出来てしまった為、一度直してもらったとのこと。
ベランダ下の軒天を解体させてもらいベランダ下を見ると
梁が腐ってシロアリ被害が。
お客様にこのベランダはこのままでは持ちませんとお伝えし、承諾を得てから全解体しました。本来、梁がつながっている所が雨漏りとシロアリにより腐って無くなっていました。
お客様によれば、以前、シロアリも駆除してもらったらしいのですが、シロアリは駆除出来ていなかった様です。
家に被害をもたらすシロアリ(ヤマトシロアリ)は湿った木材を好み、シロアリを床下のできるところだけ駆除しても駆除し切れていなかったのだと思われます。雨漏りを根本から解決しないとシロアリの被害も解決しません。

■ベランダの防水
無垢の手摺の下端とモルタルの見切りには板金がかぶせてあり雨仕舞されていますが、柱部分は板金が切り抜いてあり、そこから雨が侵入したと思われます。
前回、元々施工した会社が直した時は雨漏りの原因を追究せずに防水の劣化と思い、防水の上に防水を重ね貼りした為、結局雨漏りが直っておらず、被害が拡大したと思われます。

■無垢の化粧の梁を建物内部の梁と接合
この化粧梁の上部には板金がかぶせてありますが、横にあたった雨は梁をすべり内部に侵入。その為、梁の接合部が腐食しています。
雨がベランダ手摺柱部分より侵入して下のべニヤに雨じみがついています。ベニヤをはがすと接合部分の柱と梁の接合部分もかなりの被害がありました。外部の化粧面(雨が直接当たる面)に木を使う場合、色々なリスクがあります。それが更に建物内部に入り込んでいく造りになっている場合、雨も梁を伝わって内部に入る可能性があります。外部面のみであれば乾燥しますが、内部に侵入した雨はなかなか乾燥せずにじわじわと木を腐らせていきます。
外部に木を使用するのは意匠上もとても良いものだと思うのですが、複雑な造りになっている場合、注意が必要です。雨は単純には下に流れていくので、勾配をつける事が必要ですが、それが出来なければ板金等仕上げ材を使う事や外部だけで水が流れていく納まりを検討しておく必要があったかもしれません。

今回の現場を見てあらためて日本で建物をつくる際、雨をどう処理するかが建物の寿命に大きく影響する事がよくわかりました。安易にシール等で雨対策していると経年劣化で雨漏りが起こります。更に雨漏りした際、原因を追究しないと雨漏りを隠し、見えないところで雨漏りの被害が拡大する可能性があると感じました。それに加えてシロアリはじわじわと湿った木材を食べて建物に被害をもたらします。近年の豪雨で今まで雨漏りしなかったところに雨漏りが出ています。もう一度水の特性を念頭に置き雨仕舞を考えた建物づくりが必要です。

令和元年 6月

5月末の日曜日に三重県四日市にあるフォレスト・オオモリさんへ、社長と大澤で視察に行ってきました。
6月の「社長が現場で日々思うこと」は、視察で感じたことを大澤が書かせて頂きます。

フォレスト・オオモリさんは、高性能住宅を建てていて、北欧風のデザインに強い会社さんです。
その日は「第14回ecoふれあい祭り」を行っていました。

焼きそばの屋台や、パン屋さんのパン販売、みたらしだんご販売、植木屋さんの植物販売、網戸の貼り換え、包丁砥ぎ、インテリアランプづくり、射的などなど沢山の出店がありました。

またステージでは、高断熱高気密のコミュニティハウス「さくら」でやっているダンス教室の発表や空手教室の発表、芸人さんのショー、クイズ大会などをやっていました。

祭りのスタッフさんは、フォレスト・オオモリの会社のメンバーさんや協力業者さん、OBのお客様(OB会)がやられている様でした。
会社で催し物をすると、「折角の休みなのに…」とか「言われたからしょうがなく…」という人も出てきてしまうかもしれません。しかし、ecoふれあい祭りでは、皆さん楽しそうにキビキビ動いていて、こちらも楽しい気持ちが伝わってきます。
スタッフさんが楽しくできるのは、フォレスト・オオモリさんという会社が、社長が熱意をもって仕事をして「地域貢献」の想いが、しっかり家を造っているメンバーに伝わっているからだと思いました。

祭りの合間に、再創館という築48年の平屋を温度差の無い住みやすい家にリフォームしたものを見せて頂きました。
48年も昔の家だと、30代の人がお爺さん、お婆さんが建てた家を引き継ぎ住むイメージでしょうか。断熱改修をして、耐震補強もしていて、快適に安心して住めるようになっていました。所々で古材を化粧として出しています。古材のアジがあるもの良いですし、お爺さん達の想いも引き継いでいるのも感じられます。
又、高性能規格住宅の展示場も見せて頂きました。
高性能ならではの住まい方の提案、その住まい方に合う20年、30年、40年先も使いやすい様に可変性のある間取り。
プロが考えて考え抜いて創った、家具を含めてのデザインの良さ・使いやすさ
規格住宅だから、間取りの打ち合わせの時間が省略でき、お金も0から作る注文住宅より安くなる。また、その分のお客様のエネルギーをキッチンやインテリア等を選ぶのに使え、良い家になる。
などなど、色々勉強させて頂きました。
この祭りは、OBのお客様や地域の方々への「恩返し」の気持ちからやられていました。
私達は家を造っています。家は使い捨てではなく、ずっとそこに住み続けるものですよね?新規開拓してどんどん売りさえすれば良いという物ではなく、建てさせて貰った家、お世話になった方々を大事にする会社の、社長の気持ちを感じました。

祭りの最後の餅まき。
沢山の方々が最後まで楽しく参加されていました。

規格住宅は、「売りやすさ」ではなく、「住みやすさ」を大切に考えて創っていました。性能が良くて快適で、間取りも住みやすく、デザインも格好良い。同じ様に造った注文住宅よりも安く造れれば、お客様にはメリットばかりです。勿論その規格住宅から、「この部屋を畳に」「ウッドデッキが欲しい」とアレンジしても良いです。
沢山のものを見させて頂き、色々と勉強になりました。その中でも一番は、お客様を大事に考える事の大切さを再認識する視察でした。
お忙しい中色々見せて頂き、お話を聞かせて頂いたフォレスト・オオモリ岩田社長、メンバーの方々、祭りのスタッフの方々…皆様ありがとうございました。

令和元年 5月

最近ちょっと面白いことをやっているので、今月は社長に変わり大澤が書かせて頂きます。

 地震などの揺れに耐える耐力壁の量や、梁の大きさ、柱が抜けないようにする金物等は構造計算をして出しています。
 プランニングが決まれば、梁のかけ方や細かい納まり等をプレカット屋さんと打合せをして軸組を決めていきます。
 その軸組を元に構造計算をかけ、修正していきます。

 今回の物件は耐震等級3をとるので、その設定で計算していきます。
 図面を入力して計算していくと、問題が・・・。
 ダクト式一種換気のダクトを通したいところの梁が、成420ミリになりました。これではダクトが通らない!
しかし、小さくすると弱くなってしまうので出来ません。材種を変えてもいくらも変わらない・・・。そして、ダクトも動かせない位置にある・・・。
 そこで、梁の組み方を考え直しました。
 梁の長さが特注品にならないよう(コストが上がるので)に組み方を変えて計算したら・・・小さくできました!成180ミリになり、これならダクトも通ります。コストも無駄に上がらず解決する事が出来ました。
 また、ロフトに柱を立てないといけないのですが、なるべく少なくしたい。でも梁や母屋が垂れてくるのもダメ。という問題点も、計算により柱の本数をなるべく少なくして、ジャマになりにくい所に配置しました。
構造計算で正確な数字が出て、耐震等級も取れます。また、リフォームでは、構造計算で培ったカンを活かし、「この梁を補強すれば、この柱が取れて広い部屋に出来ます。」「しかし、あの柱をとるには梁の補強にコストが掛かります」などがちゃんと言えます。



 高性能住宅に住む人の感想として、

・家のどこにいても温度が変わらない。
・子供が風邪ひく回数が減った。

などがありますが、

・冬の乾燥が気になる。

という声も聞きます。

 体感の乾燥は、相対湿度が重要になります。冬の外の空気を室内へ取り込むと、室内ではエアコンなどで温められ相対湿度は下がります。
 例えば、温度3.7℃・相対湿度49%(2018年1月の熊谷の平均)の空気を22℃まで温めると相対湿度15%になります。結構乾燥していますよね。
 この22℃・15%の空気をインフルエンザウイルスの生存率が低くなる相対湿度50%にしようとすると、0.0058kg/kg(DA)(乾燥空気1kgに、0.0058kg)の水が必要になります。
 ・・・わかりにくいですよね?そこで、中学生の時に見た「湿り空気線図」でお話しすると、
となります。
 「それなら、一度50%まで加湿したらずっと快適じゃないの?」
 いいえ、ずっとは続かないのです。住宅では24時間換気が義務付けられています。
 皆様は・・・呼吸しますよね?その呼吸で二酸化炭素が増えます。二酸化炭素が増えると頭がボーッとしたり、あくびが出て眠くなったりしてきます。そのため、1時間で家全体の空気を0.5回交換しなくてはいけません。
 その24時間換気で常に外の空気が入ってきて、室内の空気が乾燥してしまうのです。

 湿度を上げるには、加湿器を置けば解決します。
 しかし、家電屋さん等で「カワイイから」「オシャレでお部屋のインテリアに・・・」と選んだら、いまいち湿度が上がらない。という方がいます。
 加湿器によって加湿能力が違うので、その家にあう加湿能力を選ぶ必要があります。

その為、その家が1時間に失われる水の量を計算しました。
 その家のデータの

・家の体積
・換気回数(換気計画により0.5回/hではなく0.6回/h、1.0回/hと変わった時の為に)
・室外の温度・湿度(2018年の月ごとの気象データから引用しています)
・室内の目標温度・湿度
・何人家族か

を入れると、自動計算で

① 24時間換気で変化する室内の水の量
② 上記の物に、人体から出てくる水の量、洗濯物を部屋干しした時の水の量も考慮したもの

の2種類の「1時間でどのくらい加湿すれば湿度が維持できるか」がわかるようにしました。
 これを加湿器選びに役立ててもらえば、買ってからの後悔が少しでも減らせて、快適な室内環境づくりに貢献できると思います。

 また、これを応用して夏や梅雨時期の除湿量の計算もできます。

お客様が安心して快適に住める家を造るため、先月の記事の様に水屋を造れる大工技術を磨くと共に、構造計算や断熱計算、加湿量計算等も行っています。

平成31年 4月

今月の「社長が現場で思うこと」は4月に完成した水屋について、この水屋に最初から携わり設計・墨付け・加工をしていった、大澤が書かせていただきます。
ある日、付き合いのある材木屋さんから電話がありました。
「この前の台風で神社の水屋が倒れちゃって、元々やっていた大工さんは高齢だから出来ないと言われたんです。さらに、他の工務店さんにも出来ないと言われちゃって・・・。」
この前(2018年秋)の台風は大きいのが2回も来ましたからね・・・。なかなかお声がかかるような仕事ではないですし、本当に困っていらっしゃったので、お請けすることにしました。
現場へ倒れた水屋を見に行き、いろいろとお話を聞いてきました。(見に行ったときには少し片付けてあり、細かいところは解らないところもありましたが。)
元々100年は経っていたのでしょうか、柱の根元が腐っていて、補修されていました。(根接ぎのように根本的な補修ではなく、根腐れ部分を板で囲み、板金で巻いていました。)
長年にわたり雨風にさらされ弱くなっていたところに台風が来て、倒れてしまったのだと思います。

■復元しつつ新築設計

まず、倒れた屋根部分の寸法を採り、写真を撮りながら解体しました。
また、建っていた頃の写真が数枚残っていたため、解体するときに撮った写真と合わせながら、昔の水屋の図面を描きました。
なお、基礎の石は、そのままです。

施主のご希望で柱は6寸(18cm)角というのは変えないとのことでした。
斗組(ますぐみ)や蟇股(かえるまた)は使えれば使って欲しいということでしたが、倒れたときに壊れてしまったものもあり、補修して新しい材料に合わせて加工し直さないと使えません。
そうなると、時間とお金がたくさん必要になります。そのため、斗組などは使わないことになりました。
しかし、斗組をなくすと6寸角の柱の上に幅3寸5分(10.5cm)の桁がのります。同じ幅なら違和感はないのですが「柱は6寸がいい」とのこと・・・。
格好良いものが造りたい、しかし費用はかけられない、と考えに考えて、舟肘木を入れることにしました。
頭でイメージし、CADで描いてもバランスはとれました。

■原寸図を描く

全体のバランスの再確認、細部の納まりの確認のために1/1スケールの原寸図をベニアに描きます。
柱が垂直ではなく、内側に転ぶ「四方転び」になっているため、柱がひし形になり、垂直な長さ(高さ)と柱の長さが変わります。
そのため、柱の展開図を描きました。また、破風廻りも原寸に合わせて製材するので、破風廻りの原寸も描きました。

■墨付け・加工

天然乾燥の大きい材料がなかったため、丸太を人工乾燥にかけていきます。
しかし、割れるんです。背割りを入れても、違うところで割れるんです。
その難しいところをなんとか用意してもらい、失敗したら材料を探すのに時間がかかり工期が、というプレッシャーの中、慎重に加工していきました。
四方転びでは柱の根柄の外側に力がかかるので、根腐れしても踏ん張れるように、そこにステンレスのボルトを入れました。

■現場

加工がすべて終わると現場にて上棟していきます。
破風を受ける桁の部分や茅負いなど、現場にて加工しながら、どんどん組み上げていきます。
ほとんどが、化粧で見える部分なので慎重に、丁寧に扱いながら、仕上げていきます。

■板金工事

木工事が終われば板金工事です。
銅板で屋根を葺き、棟飾りをつけて完成です。

平成31年 3月

今月は高校生のインターンシップ(就業体験)についてお話ししたいと思います。
今年の1月に埼玉県から1枚の感謝状が私の会社に届きました。
これは、未来の建築・建設業界を担う工業高校の生徒を毎年数日間私の会社でお預かりして、現場で生の空気感の中で一緒に働いてもらうという試みです。
しかし、私達受ける会社側も大変な部分もあります・・・。

「万が一怪我をしたら・・・」や、現場仕事(野外の重労働)なので過酷な暑さ、寒さもあり「具合が悪くならないか・・・」など、よくその子達を見てあげないといけないという責任があります。

しかし、それでも高校生が私達の業界に興味を持ってくれることはとても素晴らしく、私達も嬉しいことです。
ただでさえ、この業界は人手不足で大変です。ましてや、大工職人という意味での卓越した木工技術は、ここ川越エリアもかなりのスピードで失われています。
これはとても悲しいことで、手仕事技術というものは、一度失われてしまうとなかなか取り戻すのが難しくなってしまいます。
私達三幸住宅は一般的な工務店よりも、手仕事の量はかなり多い方です。
手仕事が多いということは、手間がかかるということ。その結果としてコストUPにはなりますが、それでも私達は自分達がいいと思うものを造り込んでお客さまに納品したいという気持ちが強いので、分かっていただけるお客さまにだけその商品・技術を買っていただければ良い、というぐらいの気持ちで建物を造っています。

最近では、この業界も女性が大工職人になりたいと希望するケースも多くなり、インターンシップに来てくれる子も、うちの会社では男女比が半々くらいになっています。
いまの子達を毎年見ていると、心なしか女性の方がいろいろとしっかりしているように思います。
私自身もいまの時代は「この仕事は男性」「この仕事は女性」と決めない方がいいと思っていまして、それよりもいかにやる気があるか?の方がとても大切だと思っています。

私の会社は小さいですが、一企業として、これからの時代に向けてこの業界の担い手を少しずつ育てていくのも大切な役割ではないのか、と日々思っています。

平成31年 2月

今月は「2018年 住宅コンテスト」授賞式についてお話ししたいと思います。
日本では毎年のように色々な住宅コンペがおこなわれています。
(※コンペ → コンペティションの略 → 競争、競技会、優劣をつけること)

それらは省エネ性を競うもの、デザイン性を競うもの、設計力を競うもの、リフォーム力(リノベーションなどの生活の可変性)を競うものなどなど、多種多様にわたります。
その中で今回私達が応募したような、日本中の工務店、設計事務所、ハウスメーカー問わず、かつ応募総数何千というコンペは少ないと思います。

私もいつかこの様なコンペに応募したいと思っていましたし、三幸住宅の家づくりを手伝ってくれている協力業者の仲間にも「三幸さんは出すべきだ!」というお言葉は何年も前からいただいていました。
しかし、このコンペに応募することはそう簡単ではないことが、なかなか応募できなかった理由でもあります。
これは私だけではなく、これからこの様なコンペに挑戦しようとする人達にも同じことが言えます。

まずは写真です。
1次審査、2次審査の書類選考は写真が大切なので、自社でデジカメ・スマートフォンで撮影したような物ではかなり厳しい・・・。
幸いなことに、私達三幸住宅は竣工アルバムを全棟制作していて、プロのカメラマンに毎回撮っていただいているのでなんとかなったのですが、普段そうしていない会社は、あえてプロのカメラマンを頼んで竣工写真を撮らなければならないでしょう・・・。

次に文章です。
コンペに応募する際、1物件に対して最大20数枚までの写真を提出することが出来ます。10枚や15枚など、その数より少なくても良いのですが、枚数が少ないと審査員に対して造り手の思いが伝えきれません。そのため、最大枚数の写真を提出したいのですが、写真1枚に対して200~400文字の説明文も一緒に添付するため、これがまたひと苦労となります。造り手の思いを1枚1枚すべて書いても良いならまだ楽なのですが、これを200文字以内、400文字以内と言われてしまうと、その文字数に伝えたいことを収めるのが非常に大変でした。

私自身も極力現場に出ている大工工務店ですから、まず応募できる状態にするのに朝と夜、日曜日などを使いながら、今回はなんとか応募の締め切り「ギリギリ」ですべり込み、間に合わせることが出来ました。(※たまたま応募締め切り間際の竣工になってしまった物件はキツい・・・。)
結果的に今回三幸住宅としては「新築部門」で「地域最優秀賞(埼玉県ナンバー1)」をいただく事が出来ました。
これは、この物件のお客さまだけではなく、いままで三幸住宅が手掛けることが出来たお客さますべてに喜んでいただけたこと、またお客さまの希望する家をなんとか「カタチ」にしようと必死に頑張ってくれた各職人達、そしてこの物件に関わったすべての人達の気持ちに報いることが出来たと、私自身嬉しく思います。

2019年の1年間は、ホームページで私達職人の誇りとして掲げさせていただきたいと思っています。
私達は規模こそ小さい会社ですが、1件1件、一生懸命造っていこうと思っています。その結果いつか、日本一となれるように、私自身技術面、住環境理論とも向上できるように、日々精進してまいります。
三幸住宅 新井と大澤
LIXIL担当営業マンと一緒に
受賞会場の外ロビーにて(横浜ロイヤルパークホテル)
審査員紹介

平成31年 1月

 家づくりのメリットもデメリットも理解して、家づくりを「科学」で「家楽」する、家楽くらぶを始めます。 たとえば、このような事で悩んでいる方におすすめです。

■ いまは工事の予定がないけれど、家のことに興味があって、いろいろ気になっている。
→ 気になっているところ、お答えします。
■ いまA社とB社に新築を見積もってもらっているのだけれど、仕様も違えば値段も違う・・・。暖かくて住みやすく、格好の良い家が欲しい。なにを選べば良いの?
→ セカンドオピニオンのように、いろいろ確認できます。自分の会社の押し売りはしませんのでご安心ください。
■ いろいろな施工業者と話をして、勉強もしてきたけれど、いろいろありすぎて、結局何がいいのか分からなくなってしまった。
→ 自分の会社の仕様だけを良く言ったりはしません。解らないところを、一つ一つお話しします。
■ そろそろお風呂を交換したい。子どもが大きくなったから部屋をリフォームしてみたい。でも、どういうところに気を付ければ良いの?いろいろ聞いてみたい。
→ もちろん、リフォームをお考えの方もお越しください。
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