付加断熱

住宅の断熱性能を上げようとすると、

などが考えられます。

断熱性能の低い家
断熱性能の高い家

一般的な工法なら基礎・天井は断熱材を厚くすることは簡単で、断熱材を重ねれば、性能は上がります。また、床・屋根はある程度までなら断熱材を厚くすることが出来ます。
ドア・サッシも樹脂枠やトリプルガラスなど、高性能のものを選べばよくなります。
しかし、壁は柱の太さがあるため、厚くしにくいです。壁の性能を上げるなら、外張り断熱という方法があります。

壁断熱の熱抵抗値で考えると、羊毛断熱材ウールブレスV100は2.5です。これに外張り断熱50mmを付加すると、約3.92になります。
北海道や東北の一部の1,2地域の3.4をクリアしています。

また、充填断熱では柱・土台・梁など熱橋があります。エコサームという外張り断熱では、断熱材だけを張り並べるので熱橋がなくなります。
そうすると、抵抗値の数字よりも実際は暖かく感じます。

エコサームは断熱材に高い耐衝撃性能と対クラック性能を持ったメッシュを張り、左官仕上げをします。
そうすると外部仕上がりが、面材から約55mmで仕上がります。それにより、一般的な半外付けサッシでも雨仕舞いがよくなります。
他の工法だと70mm以上になることがあり、窓をふかしたりし、雨仕舞いに注意が必要になります。

面材で外壁を包んだ後、断熱材で建物の壁を包むので、気密がよくなることが考えられます。
気密がよくなると隙間風がなくなり、エアコンで温めているのに足下が寒いということがなくなります。

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