創エネルギー

2015年パリ協定で温室効果ガス排出量を少なくする目標を立てています。
石油・石炭などの化石燃料の使用量を減らしましょう、そのために再生可能エネルギーを使いましょう、という国の、世界の流れになっています。

※再生可能エネルギー
太陽光や太陽熱、風力など、一度利用しても自然界によって、利用する以上の速さで再生が可能で、資源が枯渇しないエネルギー。

LED照明やエアコン、冷蔵庫など、家電も使う電気の量が減っています。
自動車もガソリン車からハイブリッド、電気自動車へと移行しています。また、充電スタンドも多く見るようになってきました。
そこで、住宅でも太陽光発電を載せることが勧められています。
ZEH(ゼロエネルギー住宅)という、使うエネルギーを減らし、使うエネルギーと創るエネルギーを±0以下にする、住宅の基準もでています。

太陽光発電のメリット

・発電し、使って余った分の電気は電力会社が買い取ってくれます。

10年間は売電価格が変わらないため、安定した投資とも考えられます。

・環境への貢献が出来る

化石燃料でつくった電気だけでなく、再生可能エネルギーでつくった電気を使うことで、環境保全への貢献が出来ます。

・災害時、停電時に非常用電源として使える

停電時でも、太陽光発電をしていれば自立運転コンセントから1500Wまでなら使用することが出来ます。
冷蔵庫や携帯電話の充電などが出来ます。
蓄電池を設置すれば、発電できない夜でも電気を使うことが出来ます。

太陽光発電のデメリット

・設置費用が高い

昔に比べると設置費用や設備費などは下がっていますが、初期投資にお金が掛かり、手が出しにくい面があります。
その回収が何年かかるかは、設置条件や日照条件によっても異なってきます。
しかし、太陽光発電を初期費用実質0円で載せる会社や、太陽光発電を載せない時より月々の電気料金が安くなる料金でリースする会社も出てきています。

・売電価格が年々下がっている

余剰電力を10年間固定価格で買い取ってくれるのですが、年々この買い取り価格が下がってきています。
例えば、2009年4月の売電価格は48円/kwhでしたが、2018年では26円/kwhになっています。

・売電期間 10年間

太陽光発電が出始めたのは2009年。10年間固定価格で買い取ってくれるのですが、それ以降は新たに買取業者を見つけないと売電できません。
発電した電気はいままで通り使えますが、余った電気の有効利用としては、売電、蓄電があります。
新たに電力会社と契約して売電すると、売電価格は変わります。
蓄電池を置いたり、電気自動車のV2Hシステムを利用すれば、家庭で余剰電気を使えます。

・天候に左右される

太陽光発電は、太陽光がないと発電できません。そのため、年間の日射量で発電量は変わります。
また、雨や積雪が多い地域はもちろん、太陽光パネルは表面温度が上がりすぎると発電効率が落ちる特性があるため、気温が高くなりやすい地域も季節によっては発電量が下がることがあります。

・発電効率と屋根の形

南向きのパネルを100%の発電効率とすると、東・西向きは85%程度、北向きは65%程度となっています。
また、東京や大阪では傾斜角度が30°が最適とされています。(30°は約5.7寸勾配、屋根瓦が5寸勾配が多いです。)
20°では、30°に対して約98.4%とされています。(20°は約3.6勾配、金属屋根などが見られます。)
土地や家の形状などから、屋根の形状や向きが決まってきますが、その中で発電効率や家のデザインも整えなければいけません。

・屋根という防水面に上からビスを打つ

太陽光パネルを留めるために、屋根材(瓦・金属など)の上から、建物本体にビスを打ちます。
このビスはコーキングで隙間がなくなるように埋め、防水性を高めます。また、ビスの周りにコーキングが付いているビスを使うこともあります。
野地板だけではなく、垂木にビスを打つ方が強度が出て、雨漏りしにくいです。そのため、その様な太陽光パネルの方が、防水面ではいいです。
垂木に合わせて縦桟を留め、そこにパネルを支持するための横桟を留め、パネルを留めるLIXILのソーラーラックが、防水面ではいいと思います。

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