三幸住宅の家づくりは、住む人の暮らしを豊かにするだけではなく、社員、そして地域住民・社会を豊かにする三者が幸せになる家づくりをしています。
先進国、途上国に関わらず抱えている「貧困・飢餓」、「教育」、「気候変動」などの、社会的課題を解決するために、国連が掲げた世界共通の目標が「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
三幸住宅は家づくりを通じて、SDGsの実現に貢献しています。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月「国連持続可能な開発サミット」にて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2016年から2030年までの国際目標です。貧困に終止符を打ち、地球を保護し、全ての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指し、「世界を変えるための17の目標と169ターゲット」が掲げられ、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず、先進国を含むすべての国々に行動を求めている点が、大きな特徴になっている。日本としても積極的に取り組んでいます。
家を建てる時には木材を沢山使います。60~70年くらいの樹齢の木を使います。その家を40年程度で建て替えると……木の、山のサイクルに間に合いません。
なので、子供・孫の代でも住んでいたい価値のある家づくりが私達に出来る事だと考えています。
未来も価値のある家というのは、耐震や断熱・気密も考えて造られていて、また健康的に住める家だと考えています。
メンテナンスを行いながら、長く安心して住める家づくりが自然のサイクルに合う家づくり、自然と共存する家づくりだと考えています。
2016年4月の熊本地震では最大震度が6強の地震が2回きました。
その中で震度7が2回来た熊本県益城町では、耐震等級3の住宅は16棟中無被害14棟、軽微な被害2棟でした。つまり、耐震等級3の家は全て住み続けられる状態でした。
これから先、いつ、どこで、どんな地震が来るかわかりません。
なので、三幸住宅は性能表示計算による耐震等級3を標準仕様とし、安心して住める家づくりをしています。(ご希望により、許容応力度計算の耐震等級3も行います。)
寒い冬に起こりやすい「ヒートショック」。暖かいリビングから浴室への移動、また熱いお湯への入浴の温度差が、脳や血管に負担を掛けてしまいます。交通事故の約4倍と言われる、そんな室内の温度差が原因となる住まいの事故を無くす事は、私達の責任だと考えています。
三幸住宅の家づくりでは、居室間の温度差は2℃程度に抑えられるので、ヒートショックの抑制につながります。
快適に暮らすには、温度だけではなく湿度も重要な役割を果たします。
20~22℃が冬の快適な温度で、湿度は40~60%にしたいです。
ウイルス・カビ・ダニなどの観点からその湿度にしています。
また、その湿度なら線毛運動が活発になり、ウイルスを体外に排出しようとします。
その為に必要な加湿量の計算を行い、加湿器選びの参考にさせて頂いています。
私達は沢山の化学物質に囲まれて生活しています。家の中には建材や塗料、接着剤などにも化学物質があり家具、カーテンや洗剤、化粧品などの日用品や洋服などにも化学物質は含まれています。代表的なものとしては、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどがあり、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これらの化学物質を揮発性有機化合物=VOC(Volatile Organic Compounds)と呼び、現代の大きな社会問題になっている「シックハウス症候群」の原因と指摘されています。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「シックハウス症候群」とは新築したばかりの家、リフォームしたばかりの家に入居した後、「目がチカチカする」「頭やのどが痛い」「めまいや吐き気がする」などの症状が出て、体の調子が悪くなる病気です。
このシックハウス症候群を防ぐ為、住宅が完成したら原因となるVOCの測定を行っています。
今売られている建材のほとんどはF☆☆☆☆マークがあり、ホルムアルデヒドが少ないことを示しています。また、24時間換気により、家の中の空気が2時間に1回交換され、化学物質や二酸化炭素が溜まらない様になっています。
測定の結果、数値が規定値よりも出た場合は、それを取り除く作業も致します。
(今まで測定した中で、規定値以上のものはありませんでした。)
まず、法隆寺の西岡常一棟梁の言葉を紹介します。
・塔組みは 木組み
・木組みは 木のくせ組み
・木のくせ組は 人組み
・人組みは 人の心組み
西岡棟梁の建物を大事にし、木を大事にし、ひとを大事にしている人柄が出ている言葉に感じます。
棟梁一人ではいい住宅は造れません。協力業者の方々も勿論ですが、会社が、社員のみんながいないといい住宅は造れません。「ひと」が住宅を造り、会社を支えているのです。
三幸住宅には、女性大工も活躍してします。男女の差や、年齢の差もありますが、支え合い、相手の長所を生かし学び合える会社づくりを心がけています。
人が成長し、会社が世の中の変化に合わせながら成長し、会社を存続させなければいけません。それは、私達が建てた家に住むオーナー様のフォローをし続ける責任があるからです。
私たちが携わっている住宅建築は、とても社会的責任が大きなものだと私達は考えています。中でも質の均一化や、ゴミの排出については、当社の社員だけではなく、協力業者とも協力して、課題を解決していく必要があります。
川越の工務店として、地域に根ざし活動してきましたが、地域の工務店だからこその弊害もあります。横のつながりが少なく、限られたコミュニティになってしまい、なかなか最新の情報が入ってこないなどの問題です。
その問題を解決させる為、全国の地域工務店のネットワークや、科学の視点から家を学ぶ場、構造を学ぶ場にも参加し、学びあい、助け合うことで、より地域の工務店が地域や社会に貢献できるような体制を進めていくことも、当社では実施しています。
その全国から得た知識を元に、安心して快適に長く住める家を埼玉県に、川越に、造っていきます。
川越100年住宅とは、川越で100年住める家を造ると同時に、100年後も住みやすい地域をつくるということ。